## **6月の月足もプラスか**[出典:bitbank]* 現在のビットコインは1550万円近辺で取引されており、月足は3ヶ月連続で陽線となる可能性が高い状態です。先月の高値1614万円を更新することはできていませんが、安値は切り上げている状態です。4月の安値1082万円からは買いが優勢となっており、今月も底堅い動きとなりました。今年2月には約20%も価格が下落しましたが、この3ヶ月で下落幅を回収した形となっています。1月の高値1710万円の更新は、7月以降にお預けとなっています。## **6月の前半はほぼ横ばい推移に**[出典:bitbank]* 週足チャートでは6月の1週目と2週目はほぼ横ばいの推移となり、揉み合う動きとなりました。5月までに7週連続で陽線を記録した反動から、利益確定売りも出やすい相場となりました。先週は3%ほど下落しましたが、今週は下落分をほぼ戻しています。現在は1600万円から1450万円のレンジで推移しており、レンジをどちらに抜けるか注目です。## **日足は再度高値を目指す動き**[出典:bitbank]* 日足チャートは足元で移動平均線(14EMA)の上位で推移し、高値を目指す展開となっています。先月後半の相場は利益確定売りに押され、今月の始めは上値が重い展開で取引が始まりました。それでも6月10日には1600万円を試す動きもあり、底堅い動きがありました。一方、先月の高値となった1600万円近辺では上値抵抗が強く、1600万円台の回復はできませんでした。全体的にはレンジでの推移となり、大きな値動きはない6月の相場となりました。ボラティリティ指数のADXは12まで下落し、今年の最低水準を記録しています。調整局面も終盤に向かっていると考えられ、7月にはレンジブレイクをきっかけにトレンドが出てくる可能性があります。## **オンチェーンデータ**[出典:Glassnode]* 取引所保有BTCは減少傾向が変わらず、現物が取引所から引き出されています。引き続き買い需要が強いと見られます。市場に供給される現物は減少傾向にあり、需給面で相場は底堅く推移すると予想されます。[出典:Glassnode]* 取引所が保有するUSDTの増減は足元でプラスで推移し始めています。昨年12月からはUSDTの保有量は減少傾向となり、相場の上値は重くなりました。一方、今年4月からは減少傾向となっていた動きが反転しています。取引所保有のUSDTが今後も増加すると相場も上値を追いやすくなると予想されます。## **先物市場**[出典:Glassnode]* 3ヶ月先の先物取引価格と現物価格の乖離率はここ1年で最も低い水準となっています。現在は5%ほど先物取引価格が高い状態です。ここ1年の推移を見る限り、現在の相場には投機的な動きが少ないことがわかります。ロングポジションがそこまで多くないため、7月の相場が軟調な展開になったとしても相場が大きく崩れることは想定していません。## **まとめ*** 今月のビットコイン相場はレンジでの推移となりましたが、月の後半に上昇局面を迎えたため、月足もプラスとなるでしょう。結果として3ヶ月連続の陽線が濃厚となり、底堅い動きの1ヶ月となりました。オンチェーンデータや先物市場を見ても、売られる材料が少なく、7月も底堅い動きが予想されます。1600万円を超えてくると、過去最高値の更新も見えてくるでしょう。夏は軟調な相場となることが多いビットコイン相場ですが、足元では上値を追う展開に期待ができる地合いとなっています。**【あわせて読みたい】**ビットコインとは ビットコイン 購入 ビットコイン取引所
6月も底堅かったビットコイン、7月は1600万円台回復を目指す【bitbankチャート分析】 | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)
6月の月足もプラスか
6月の前半はほぼ横ばい推移に
日足は再度高値を目指す動き
オンチェーンデータ
先物市場
まとめ
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